仕事には必ずお客様がいます。
お客様とは自分の仕事の依頼者や指示者、自分の仕事の結果を受けて作業をする後工程の人などです。
会社としてのお客様はもちろん社内の上司やリーダもそうですし、依頼元が後輩や部下であってもお客様です。
皆さんは「自分の仕事の成果」について適正に評価されていると思っていますか。
- 自分は頑張っているのに評価されていないと思っていませんか。
- 自分は上司やお客に恵まれていないと思っていませんか
- 上司は自分を見てくれていないとおもっていませんか
・・・部下やメンバーの皆さん大変ですね
また、逆に自分の部下やメンバーの仕事ぶりについてお困りのことはありませんか。
- 仕事を依頼したのに納期が遅れてばかり
- 納期遅れを指摘すると言い訳ばかり
- 頑張ってくれるのはいいが抱え込みすぎてどれも中途半端
- 納期に提出されるものの方向違いや不完全な資料が多い
- 何回怒っても直らない
・・・上司やリーダの皆さんも大変ですね
自己評価するとき、人は皆、自分の悪いところを(いっぱい)挙げる人にはあったことがありません。ほとんど。いや、すべての人は、自分以外の悪いところを最初に挙げるものではないでしょうか。
人の評価(振り返れば自分の評価)する場合、絶対評価は困難です。基本的には何かと何かを比べる相対評価です。
- 他のメンバーと比較した評価
- 期待値と比較した評価
- 自己目標と比較した評価
などです。
また、評価は「評価者の価値観」と「本人の価値観」の調整作業でもあります。
ここでいう評価者とは広義のお客様です。
お客様が社内の人の場合は、まだしも、相手が会社のお客様が皆さんを評価する場合、上記のような自分の言い分など通るはずもありません。
皆さんは、いかに仕事をすればお客様に満足頂けるのか考えたことはありますか。
もしかして・・・
- 納期通りに終わらせれば問題ないとおもっていませんか
- 頑張ったんだから多少遅れてもしかたないと思っていませんか
- お客様が決めてくれなかったので終わらなくてもしかたないと思っていませんか
「えっ! 思っていますか・・・」
思っている人。思ったことがある人は必ずこのあとを読んでください。
仕事の付加価値について考えてみましょう
仕事とは、納期までに要求された成果を挙げることです。
ここで問題は「要求された成果(品質)」を確実にあげられればいいのですが、100点と思って提出しても大小様々な不備があるものです。つまり、100点ではないということです。また、100点を越えることもありません。品質に関しては、必ず減点があります。
つまり、納期通り仕事を挙げるだけではお客様の満足は得られないということです。常に、お客様には不満が残ることになります。
お客様に満足してもらうためにはどうしたらいいでしょうか。
ここからは私の持論です。
先に述べたように、人の評価は「相対評価」です。
ここをうまく使うと100点しかない品質において加点がもらえる場合があります。
お客様の期待値は納期時点においては100点ですが、納期までの期間の8割地点での期待値は80点です。6割地点なら60点です。そのため、6割地点で80点の成果がでると人の評価133点となり、評価は100点を越えることになります。
私は、これを実現するために次のようなタイミングで仕事をするように心掛けています
みなさんもトライしてみてください
ポイント0:仕事を依頼された場合に、仕事を受けたことをすぐ回答する
☆8割のポイントを自分の納期にするためにお客様とレビュー日として約束する
ポイント1:時間的に2割のタイミングで方向性について意見を伺う
ポイント2:時間的に6割のタイミングで8割程度の資料のレビューをしてもらう
ポイント3:完成版のレビューを予定通り実施する
ポイント4:レビュー結果を反映して納品する
私は、社内人になってこの点に心掛けて仕事をしてきました。
つまり、スピード&タイミングこそ付加価値なのです。