私の友人が65歳でこのGW中に亡くなった。会社の社長だった。
ある意味早すぎる死である。肺血栓で亡くなった。
肺血栓は血管の中でできた血栓が肺の毛細血管に詰まり、呼吸困難に陥り亡くなる病気である。直前まで元気だったのだ。
皆さんは若いし、健康だと思っている。明日は来ると思っている。
でも彼は明日が来なかった。
人生というものは、いつ尽きるかはわからない命との付き合いのことである。
私は20年前に心不全で死にそうになり、三途の川が見えたことがある。
また、一昨年は脳梗塞になった。でも、命がつながって今がある。
しかし、一昨年の脳梗塞の際、病院のベットで朝日を見た際に思った。
「今日も命がありました。ありがとうございます」と、手を合わせて感謝した。
改めて思う。命はいつ終わるかわからないと。
そう考えた時、人生の大切な時間の多くを占める仕事。
自分の役割、自分の立ち位置のある仕事。
そうした「時」と「場」があることに心から感謝する。
人は前に目があり、前に歩くようにできている。
一歩ずつしか歩けないようにできている。
苦しいときも、楽しいときも前にしか歩けない。
立ち止まってはいけない。一歩一歩しっかり踏みしめながら、力強く前に歩く。これが人生である。
歩いていると壁にぶつかる。
壁にぶつかるということは、悩み苦しむ時である。
人は困らないと知恵がでない動物である。
知恵が出るということは、新しいチャレンジのときでもある
つまり、壁は最大のチャンスなのである。
自分を成長させるチャンスなのである。
ジャンプするときは、しゃがまないとジャンプできない。
私は思う「壁にぶつかったらチェンスと思え、壁にぶつかったらしっかりしゃがめ」と。一回のジャンプで越えられない壁も超えるまでトライしろと。
改善とはこうした心持ちから生まれる。
人は苦しいと周りのせいにしたくなる。
社会が悪い
会社が悪い
上司が悪い
お客が悪い
責任の半分が、こうした周りにあるとしよう。でも、残りの半分は自分の努力である。
周りを変えるのは困難でも、自分は変えられる。
変えようと思えば変わるのだ。
皆さんの壁多き(=飛躍のチャンスが多いという意味)人生に幸あれ!