今号ではもう1つの感謝の言葉「お陰様」について書きます。
皆さんはこの言葉を使うことはありますか。「有難う」ほど使われていない気がします。
皆さん、誰にも迷惑は掛けず自力で生きていると考えていますか
それともいろんな人のお世話になって生きていると考えていますか。
仏教の根本理念の1つに「無我(むが)」という言葉があります。
無我とは、我一人にあらず。人がいま存在し生きているのは決して自分だけで生きている人は誰ひとりとしておらず。すべての人は多くの人のお世話になりながら生きているという考え方です。
この考えに沿った感謝の言葉が「お陰様」です。
両親が居たらかいまの命があります
社会があるから生活できています
会社がるから収入が得られ、生きがいの場があります。
仲間がいるから仕事ががんばれます
お客様がいるから活躍の場があります。
私もそうですが、皆さんも多く人のお蔭でいまがあるかと思います。
こうした皆さんへの感謝の言葉が「お陰様」です。
こうしたお陰様とお礼を言わないと行けない人は、皆さんにとっての恩人です。
この恩人は次の4つに大別されるのではないでしょうか。皆さんも、人生を振り返り自分の恩人はだれかを考えてみてください。
・順風のような恩人
自分の人生の分岐点などにおける決断のとき勇気づけるなど直接的に背中を押してくれた人
・逆風のような恩人
自分の人生において相手が意図したかは別として試練を与えてくれた人。好きか嫌いかで言えば嫌いな人。得意不得意で言えば大の苦手な人
・太陽のような恩人
自分の人生の生き方や死に方、仕事への取り組み方などを教えてくれた人。常に、自分の人生が分岐点に立ったとき、思い出さえる言葉を教えてくれた人。本などを通じた恩人もあります
・空気のような恩人
皆さんの日常を物理的や精神的に支えてくる人。こうした人は居なくなって初めて気づく有り難い人
皆さんも、時間の隙間で自分の恩人について是非考えてみてください。
私は人税の長さもありますが、数えきれない恩人ばかりで、恩人に足を向けて寝られないとすれば、寝る方向が見つからないくらいでした。