「顧客本位」に立つということは、決して「顧客の言いなりになる」ということではありません。
「相手の立場にたって考える」という意味です。
これはいま社会の中で置きている多くの問題の根源的な課題でもある気がしています。
皆が「相手の立場にたって考える」ことができていれば、揉め事は激減すると確信します。
今朝の日経新聞の記事に日本は「やる気後進国」との記事がありました。
米ギャラップ社が企業の従業員の「(仕事の熱意度」を調査したところその社員の割合が、米国が32%に対して日本わずか6%だそうです。調査した139カ国中で、なんと132位だったそうです。
皆さんは、6%社員ですか。それとの94%社員ですか。
6%というのは平均値です。日本企業でも他国並みの企業もあることでしょう。
そうだとすれば5%にも満たない組織も多いのではないかと思います。
もし、これが皆さんの企業だとすれば、「顧客本位」の議論などふっとんでしまうのではとショックを受けました。6%ということは20人中1人です。組織には2割はやる気ある社員がいないと成り立ちません。もし、これは事実だとすれば企業も日本も衰退するだけです。6%ということは20人中1人です。
このメールの宛先の方は、是非6%社員であって欲しいものです。
特に、リーダ的な立場の人は6%社員であることを祈るばかりです。
大半の時間を占める仕事という時間において、やる気なく過ごしているのであるのであれば、悲しい人生ではないでしょうか。
仕事をしている組織は、自分の思いと異なる組織だったとしても、自分自身の人生を一日たちとも、一秒たりともムダにして欲しくはありません。
たとえ、思うようにならないことや、障害にぶつかっても、それに立ち向かう勇気・行動を期待します。
誰のためでもなく、自分の人生を充実したものにするために。
やる気のない人では、「相手の立場に立つ」ことなど到底出来ません。
しかし、皆さんが自分の人生(仕事もプライベートも)を精一杯過ごすことが「顧客本位」の第一歩になります。
きょうも一日だけでも仕事に熱意を持って臨みましょう。