皆さんは、組織の中でどんな役割で仕事をされていますか。
その仕事の役割を具体的に少なくても10は列挙しましょう。
次に、自分の仕事の付加価値について考えてみましょう。
付加価値の究極は、お客様からお金がもらえる仕事ですが、仕事は分業化されていることも多く、自分の仕事の成果物を直接お客様に納めるとは限りません。その意味では、どのように付加価値につながっているかわからない場合も多々あります。

そこで、挙げた仕事の中から、ムダな仕事を見つけてみましょう。その仕事を排除していき、残った仕事がより付加価値の高い仕事の候補となります。
付加価値を産まない改善すべき作業には次のものがあります。
・転記作業 何か別の資料から人手で書き写したり、入力したりする
・確認作業 自分のやった作業や人のやった作業の内容をチェックする。
・待ち時間 作業指示がないため、待っている時間
・会議時間 決めない会議、周知しない会議、参加しない会議など
・決定先送り 分岐点における意思決定の先送り
・仕掛生産 仕掛の山を築くような仕事のやり方
・移動時間 仕事時間中の移動のあり方(ただ移動するだけの時間)
IT業界において特徴的なムダ作業には、進捗会議やレビューがあります。これらの仕事は付加価値と言えるでしょうか。もし付加価値なら、進捗会議やレビューの回数や時間を増やせばいいのです。増やしても付加価値が増えない仕事は、ムダだと考えましょう。ムダである以上は究極的には0を目指すべきです。
進捗管理は必要ですが、進捗会議はムダなのです。
ミス撲滅は必要ですが、レビューはムダなのです。
特に、これらは同時に多くの人を巻き揉むため時間×人数だけ工数が発生します。これらの効率化は生産性向上にも、顧客満足や組織満足にも大きく貢献するはずです。

固定観念や常識の衣を脱ぎ捨て、自分の仕事を見つめ直してみましょう。

Follow me!