改善マインドって何?
改善活動は一部の人の活動ではありません。
私は人生そのものだと考えます。
人は生きていると多くの課題にぶつかります。
私もフリーの立場で60年余生きてくる間には深い谷も長いトンネルがいくつもありました。つい人は深さや長さを比べ、自分の悩みは人にはわからないといいがちです。
この言葉はわかって欲しくなくて言う言葉ではありません。
自分もそうであったようにわかって欲しくて言う言葉です。
人間はなかなか素直になれません。それが人間です。
こうした課題の中を過ごしてくる間に、気づいたことがあります。
それは「その課題にあらがいもがいてはいけない」ということです。
しかし、「その課題を否定的に立ち向かってはいけない」のです。
「その課題の言い分を聞くことが重要」だと考えるようになりました。
つまり、「一旦は課題の存在や意義を認めるということ」です。
改善活動はこのとき始まります。
改善活動はいまの仕事における問題点(特に非効率な問題)の言い分を聞いて、その問題が抱える真因を見極めることがスタートです。
真因の追及は「常識や習慣などの固定観念」が染み付いた自分自身から脱却することを意味します。
皆さんを縛っている 「常識や習慣などの固定観念」を打ち破る。否定することが必要なのです。
改善活動は組織の仕組みを変えることのように思われがちですが、そうではありません。自己改革が真の目的です。
改善マインドこそが皆さんの人生もきっと前向きで明るいものにしてくれるはずです。
補足
前向きで明るい人生とは「明るいことが起こる人生」ではありません。
どんな課題にも「明るく前向きに取り組む」ということです。