皆さんは普段の仕事や生活中でどんな顔をしていますか。
笑顔ですか。それとも怒った顔ですか。悲しい顔ですか。それとも無表情な顔ですか。
もちろん、その場面で表情は変わるものです。

朝起きたときの顔
家を出てくるときの顔
通勤途中の顔
朝の挨拶をするときの顔
パソコンに向かい仕事をしているときの顔
会議をしているときの顔
食事をしているときの顔
仕事が終わって家に帰ったときの顔
お客や上司に悪い報告をするときの顔
子供と遊ぶときの顔
彼氏・彼女とデートするときの顔
ゲームに夢中になっているときの顔
趣味に興じているときの顔

こうした顔の中で自分が笑顔をしていると思うときはありますか。

皆さんは、一日の大半を過ごす仕事という時間の中で「笑顔」になるときはありますか。
最近の人は子供の頃からSNSやゲームをすることもあり、Face To Faceでのコミュニケーションが減少し、顔の表情筋を鍛える場面が少なくなり、無表情な人が増えているそうです。

「和顔愛語(わげんあいご)」という言葉をご存知ですか。
これは「穏やかな顔つきとやさしい言葉遣い」という意味で、お寺の説法でよく聞く言葉で、私もとても好きな言葉です。

自分の表情はさておき、周りの人の表情を見てみてください。
話し掛けるとき、ムッとした表情の人と穏やかな笑顔の人がいたとき、どちらの人に声がかけやすいですか。私はもちろん「穏やかな笑顔の人」です。
「ムッとした表情の人」は、無意識のうちに避けたくなります。

人と人の繋がりを「縁」といいますが、「和顔愛語」の行動を心がけている人には縁も寄ってきますが、怖い顔をしている人には誰しも近づきたくないもので、縁が離れていきます。寄ってくるとしたら貧乏神だけですよとお坊さんに言われました。思わず納得です。

前号の進捗管理の質を上げるには、進捗会議を開催するより「日々の声掛け」だと書きました。
この声掛けの際に、「和顔愛語」を心がけてみてください
朝の挨拶を元気より笑顔でしてみてください。
「こちらが挨拶しても無言だからしないって」
相手が、どんな顔で挨拶しても、しなくてもいいではありませんか、挨拶は自分の縁作りのためです。
笑顔と相手に対する優しい声かけで楽しい一日を過ごしましょう。

Follow me!