前号の送付後に、読者の方から米ギャラップ社が企業の従業員の「仕事の熱意度」を調査のアンケート項目を送ってもらいました。
その内容は以下の通りだそうです。

Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている
Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている
Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている
Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした
Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ
Q6:職場の誰かが自分の成長を促してくれる
Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ
Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる
Q9:職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている
Q10:職場に親友がいる
Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった

皆さんは、いくつにYesを付けますか
このアンケートを送ってくださった方も私も、このアンケート結果なら日本が6%になることもわからないではないと納得しました。
日本人はこの回答のYesが少ない方と言って、仕事への熱意度が低いとは思いません。
これは「社員のやる気を引き出す組織の評価」と言えそうです。

私が常々思っていることですが、日本の組織(皆さんの属する組織は違うかもしれませんが・・・)が出来ていないことではないでしょうか。
いままでは、こうした組織努力をせずに、社員の会社に対する帰属意識の高さなど依存したマネージメントが続いているのではないでしょうか。わずかに残った日本的経営の名残を前提にしたマネージメントをしていると本当に日本企業はグローバルでの競争力は低下し、多少残った社員の「仕事への熱意度」は本当に消滅するのではないかと思います。

改めて、リーダや次期リーダを目指す方は、部下や同僚、後輩などのしっかり見て評価する目を付けませんか。旧マネージメント世代ではなく、皆さんが自分の周りだけでも変化させてみませんか。
皆さんが一緒に仕事をしている人との関わり方について、私が考える行動の5のポイントは以下のとおりです。
・朝、顔を見て挨拶し、元気かチェック(ひと声行動)
・依頼した仕事が完了した際に、よく出来たことを必ず評価する(ひと褒め行動)
・改善点は、ひと褒め後に伝える(成長のきっかけとなる改善テーマを伝える)
・改善は極力本人に考えてもらう(改善案の出来よりも本人が考えることが大切)
・その改善策を評価する

試してみてください
この行動にあたって、改めて伝えたいのは「人の欠点」を正すなどは考えないでください
「人の欠点(特徴)」を活かす観点が重要です。
欠点を正すとその裏にある長所を削ってしまうからです。

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